Weibo（微博）広告とは？種類や費用、ターゲティング方法について解説

このページのまとめ

• Weibo（微博）は中国最大級のSNS
• コメントやリツイート機能などTwitterと似た機能を有しており、拡散性が高い
• Weibo広告は多くのユーザーにアプローチできるほか、中国進出のきっかけにもなる
• Weibo広告の種類は、起動時広告や検索ページ広告、フィード広告などがある
• ユーザー属性や地域によってターゲティング広告が打てる

Weibo（微博・ウェイボー）は中国最大手のSNSの一つです。拡散性の高いサービスなので、Weiboで広告を配信すれば、多くの中国人ユーザーにアプローチできるでしょう。このコラムではWeibo広告の種類や費用、ターゲティングについて解説しています。中国進出を検討している方はぜひ参考にご覧ください。

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Weibo（微博）の基本情報

Weibo（微博）は、全世界に8億人以上のユーザーを抱える中国最大級のSNSです。短い文章を投稿する機能があるほか、他者の投稿をいいねしたり拡散したりできる機能もあるため、日本では「中国版Twitter」と呼ばれることもあります。メインユーザーは10代後半～30代の若者。高学歴・高所得のユーザーが多いことが特徴です。

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Weibo（微博）広告でできること

Weiboは広告出稿することが可能です。Weibo広告では以下のような成果が期待できます。

• Weibo公式アカウントのフォロワー数増加
• 商品販売数の増加
• 動画の再生数アップ
• アプリのインストール
• 来店促進

Weibo広告のイメージはTwitter広告に近く、アプリのインストールや動画の再生、公式アカウントのフォローといった、ハードルの低いライトコンバージョンを目指す商材と相性が良いとされています。また、拡散性が高いサービスなので、いいねやリツイート機能によって自社商品の認知度を高めるのにも有効といえるでしょう。

Weibo（微博）で広告を出稿するメリット

Weiboで広告出稿するメリットについて、サービスの特性を踏まえながら紹介します。

膨大なユーザーにアプローチできる

Weiboは8億人以上という膨大なユーザーを抱えるサービスです。Weibo上に広告を配信することで、ユーザーの目に留まる機会を大幅に増やすことができるでしょう。Weiboのメインユーザーはトレンドに敏感で消費意欲が高い若年層なので、興味を引く広告を配信すれば、積極的な購買行動も期待できます。

中国進出のきっかけになる

中国では、TwitterやFacebook、YouTubeなど日本で主流となっているサービスの多くが利用できません。グレートファイアウォール（金盾）というインターネット検閲システムが存在するからです。その代わり、中国ではLINEやTwitterと似た機能のある独自のサービスが発展しています。中国でマーケティングをするには、こうした独自のサービスの活用が欠かせません。Weiboは、日本からも広告配信が可能なので、中国進出のきっかけにするのに適したツールといえるでしょう。

Weibo（微博）広告の種類

Weibo広告には主に以下のような種類があります。それぞれの特徴を把握したうえで、うまく使い分けましょう。

起動時の広告

Weiboアプリ起動時に広告を流す手法です。画像広告や動画広告、GIFアニメーション広告、インタラクティブ広告など、さまざまなタイプの広告を配信できます。画面全体に広告を表示できるので、目を引く広告です。

TOPページのバナー広告

スマートフォン向けのTOPページにバナー広告を流す手法です。固定されたバナーに広告を表示できるので、非常に多くのユーザーにアプローチできます。広告が表示されるごとに課金されるインプレッション課金です。

検索ページ内の広告

Weiboにはキーワード検索ができる専用のページが用意されています。この検索ページ内に広告を配信する手法です。ページ上部にバナー広告を流したり、キーワードランキング内に広告を差し込んだりできます。そのほか、検索ボックスにブランドキーワードを検索候補として表示させることも可能です。

フィード広告

Weibo内のフィード（タイムライン）上に、記事形式で広告を表示する手法です。一般の投稿と同じような形で配信できるので、違和感なく広告を流せます。新規フォロワー獲得や新商品の宣伝など、さまざまな場面で活用可能です。広告が表示されるごとに課金されるインプレッション課金（CPM課金）で、1,000回表示されるたびに課金されます。

ハッシュタグ広告

ハッシュタグのページ上部に広告を流す手法です。表示するページのタグは指定することができます。タグに興味を持っているユーザーに広告を表示できるため、効果的な訴求が期待できます。

KOL広告（インフルエンサー広告）

中国では、一般的なメディアが発信する情報よりも、口コミやインフルエンサーの情報が重要視される傾向があります。そのため、中国マーケティングにおいては、KOL（Key Opinion Leader）という専門性の高いインフルエンサーを活用するのが有効です。Weiboが抱えるKOLから自社商品に適した人を選び、レビューや口コミを書いてもらうことで効果的なプロモーションをすることができます。

Weibo（微博）広告のターゲティング

ターゲティング広告は、ユーザーの登録情報や閲覧履歴などをもとに、自社商品に興味がありそうな層に対し的確に広告を配信する方法です。Weiboは以下のようなターゲティング広告ができます。

フォロワーターゲティング

フォロワーターゲティングは、特定の人をフォローしているユーザーに対して広告を配信する手法です。類似配信も可能で、フォロワーとユーザー属性が似ている人に向けて広告配信することもできます。

興味関心ターゲティング

興味関心ターゲティングは、特定の分野に興味があるユーザーに広告をうつ手法です。Weiboは登録時に興味のあるカテゴリを選択します。そのデータに基づき、広告配信することが可能です。

デモグラフィックターゲティング

デモグラフィックターゲティングは、年齢や性別にもとづいてターゲティングする手法です。Weiboのプロフィールに登録されているデータを参照します。

地域データターゲティング

地域データターゲティングは、地域情報を基に配信対象を絞り込む手法です。中国は地域によって所得差があるため、地域で絞り込むことでより需要のあるユーザーに広告を配信できるようになります。

そのほか、Weiboでは日本に来ている中国人に向けて広告配信することも可能です。インバウンド集客を狙う日本企業にとっても、Weibo広告は有用といえます。

Weibo（微博）広告の費用

Weibo広告の課金方法は広告フォーマットによって異なり、広告が表示された回数に応じて課金されるタイプや、いいね・コメントなどに応じて課金されるタイプなどがあります。広告の配信に必要なコストは最低5,000元（約9万7,000円）。当月の為替レートで換算されたうえで課金されます。

また、Weiboは代理店を介さないと広告出稿が難しいので、広告出稿の際は代理店に支払うコストも発生します。概ね広告費用の20～30％が手数料としてかかるため、それも踏まえて運用しましょう。

Weibo（微博）を運用する際の注意点

Weibo広告を運用する際の注意点を紹介します。

公式アカウントが必要

Weiboで広告を配信するには企業の公式アカウントが必要です。公式アカウントの取得には登記簿謄本や商標証明書などが必要なので用意しておきましょう。公式アカウントを取得すると、アイコンの右下に水色のチェックマークが付き、キャンペーン機能や抽選ツールが使えるようになります。

中国語のスキルが必要

Weiboで配信する広告は中国語で作成しなければなりません。企業でWeibo広告を運用するなら、中国語が分かる人材が必要です。また、代理店に翻訳を任せる場合も、投稿内容をチェックするには中国語のスキルが求められます。

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