上海蟹のイメージ

このページのまとめ

  • 中国料理には北京・上海・四川・広東の四大料理がある
  • 上海料理は、黒酢や醤油、砂糖を使った甘辛い味付けが特徴
  • ごはんやお酒に合う料理が多く、日本の料理と似ているところもある
  • 代表的な上海料理は、上海ガニや東坡肉(豚の角煮)、小籠包など

美味しい上海料理を知りたい方に向け、おすすめの上海料理を15選紹介します。コラムを読んで、どの料理が食べたいかチェックしてみましょう。

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中国の四大料理【北京・上海・四川・広東】

日本では中国料理を「北京料理」「上海料理」「四川料理」「広東料理」の4つに分類するのが一般的とされています。この四大料理は、中国全土を東西南北に分けたうえで、それぞれの地域で特徴的な料理を挙げたものです。ここで四大料理の特徴についてチェックしてみましょう。

濃厚で味がしっかりした北京料理

北京料理は、北京をはじめとする華北地方一帯の料理です。稲作に向かない土地なので、米よりも小麦を使った料理が普及しています。蒸しパン料理の「饅頭(マントウ)」や、日本では中華まんで知られる「包子(バオズ)」、生地を削って作る麺料理「刀削麺」などが代表的です。

また、北部の寒冷地でもあるため、ニンニクなど体を温める食材を用いる傾向にあります。油や醤油、味噌を多用し、塩辛く濃厚な味付けにするのも特徴です。

ほかにも、北京は首都として発展してきた歴史があるため、繊細な味付けの宮廷料理も発展しています。アヒルを丸焼きにして皮を食べる「北京ダック」や、羊肉のしゃぶしゃぶ「涮羊肉」が有名です。

ごはんによく合う甘辛い上海料理

上海料理は、上海を中心とする東方地域の料理です。長江や多数の湖沼があり、東シナ海も近いエリアなので、海・川の水産物に恵まれています。蒸したり茹でたりして食べる「上海ガニ」は日本でも有名です。

また、温暖な気候で、稲作が盛んに行われているのも東方地域の特徴の一つ。ごはんに合う料理が多く、醤油や黒酢を使った甘辛い味付けが好まれています。豚の角煮「東坡肉」や、「八宝菜」、スープ入りの肉饅頭を焼いた料理「生煎饅頭」が代表的です。

中国東方の地域は風土が日本に似ているので、食材や調理法も日本と似ています。そのため、上海料理は日本人の口にも合う料理だといえるでしょう。

刺激的な辛さが特徴の四川料理

四川料理は四川をはじめとする西方地域の料理です。険しい山々に囲まれた内陸の盆地は湿度が高く、汗を流して体調を整えるために辛味が強い料理が発達しました。「麻婆豆腐」や「担々麺」、「棒棒鶏」が代表的です。胡椒や山椒の痺れる辛さ「麻(マー)」と、唐辛子の辛さ「辣(ラー)」の組み合わせが四川料理の特徴といえるでしょう。豆板醤や椒麻醤、甜麺醤などの調味料を多用し、一品に数十種類の香辛料が使われることもあります。

素材の味を生かした広東料理

広東料理は、中国の南方地域の料理です。昔から「食は広州にあり」と言われるほど、食材が豊富な点が広東料理の特徴といえます。沿岸部なため海産物に恵まれているほか、高温多雨なので農作物も豊富。さらに、国外との交流が盛んなのでウスターソースやマヨネーズなど西洋料理の影響も受けています。そのうえ、燕の巣やヘビ、ハクビシンなど、ほかの地域では見ないような珍しい食材が使われるのも広東料理の特徴です。総じて食への情熱がひときわ高いエリアだといえるでしょう。味付けは薄味で、素材の味を活かすような調理法が多い傾向にあります。「酢豚」や「シュウマイ」、「ふかひれのスープ」などが広東料理では代表的です。

また、広東省は、お茶をゆっくり飲みながら点心(軽食)を食べる「飲茶」発祥の地としても知られています。焼売やごま団子、あんまんなど、多様な点心が食べられるのも広東料理の魅力です。

中国の料理については「中国の代表的な食べ物24選!餃子や麻婆豆腐など定番メニューをチェック!」でも紹介しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

代表的な上海料理15選

ここでは代表的な上海料理について紹介します。上海料理は日本の料理と共通しているところも多いので、気に入る方も多いでしょう。

上海蟹の姿蒸し

9月~12月が旬の上海ガニ。サイズはだいたい人の握りこぶしくらいです。スプーンやハサミを使って、しっとりした蟹肉や濃厚なカニ味噌を取り出して食べます。まるごと蒸し焼きにすることで旨みが凝縮された上海ガニは絶品です。旬の季節にはぜひ味わいたい一品といえます。なお、オスとメスで味が違うので、その違いを楽しむのも良いでしょう。

酔蟹(酔っ払い蟹)

上海ガニは姿蒸しがメジャーですが、酔蟹も人気の料理です。上海ガニを生きたまま紹興酒に入れ、1週間程度漬けてから食べます。紹興酒によって香り付けされた上海ガニは、身やミソがとろっとした食感に変化。紹興酒との相性もバッチリな料理です。

東坡肉(豚の角煮)

東坡肉(トンポーロウ)は、浙江省杭州市の名物料理です。豚のバラ肉を醤油や砂糖、酒などで煮て、甘くて濃厚な味わいに仕上げます。脂がのった柔らかい肉は、ごはんとの相性も抜群です。煮詰まってテカテカと照りの出た肉が食欲を誘います。

紅焼肉 (豚の角煮)

紅焼肉(ホンシャオロウ)は、上海では一般的な家庭料理です。味付けは、店や家庭ごとに異なります。東坡肉と同じ豚の角煮料理ですが、紅焼肉には焼く過程が入るので、程よい弾力と柔らかさが楽しめる料理となっています。

生煎饅頭(焼き小龍包)

生煎饅頭(シォンジエンマントウ)は、日本では焼き小龍包とも呼ばれている料理です。豚肉の餡を生地で包み、鉄板で焼きます。カリッとした焼き目とモチモチの皮の食感が楽しめるほか、中のジューシーなスープも絶品です。小籠包と同じく、スープをレンゲに移して食べたり、酢をつけて食べたりすることもあります。

なお、中国では「饅頭」は蒸しパンのような料理を指し、中に具が入っているものは「包子」と呼ぶのが一般的です。餡を包んで焼く生煎饅頭は、どちらかといえば包子に近いものの、上海地方ではどちらも饅頭と呼んでいたため、生煎饅頭という名称が定着しました。

小籠包

日本でも人気の小籠包(ショーロンポー)は、上海が発祥とされています。皮から溢れ出すジューシーなスープを、レンゲを使って味わいましょう。黒酢ダレとも相性抜群です。

揚州炒飯 (五目チャーハン)

揚州炒飯(ヤンジョウチャオファン)は、卵や肉、海産物、野菜などの具材を細かく刻んでご飯と炒める料理です。日本の「五目チャーハン」と似ています。日本のチャーハンと比べると、淡白で優しい味わいをしており、米もふっくらとした口当たりになっているのが特徴です。

上海炒麺(上海焼きそば)

炒麺(チャーメン)は、中国の焼きそばです。麺は太くもちもちしているので、食べごたえがあります。中国の醤油で味付けをしており、塩味が控えめで甘みが強いのが特徴です。「鶏毛菜」というチンゲンサイに似た青菜が入っています。

油爆蝦(エビの揚げ炒め)

油爆蝦(ユーバオシア)は、上海料理の前菜として定番のメニューです。河エビを揚げ、ネギやショウガ、醤油、砂糖などと一緒に炒めます。甘い味付けで人気の高い料理です。

梁溪脆鳝(タウナギのカリカリ揚げ)

梁溪という川でとれたタウナギをカリカリに揚げた料理です。二度揚げすることで、サクサクとした食感になっています。

蟹粉豆腐(上海ガニと豆腐の炒めもの)

蟹粉豆腐(シエフェンドウフ)は、豆腐と上海ガニを煮込んだ料理です。蟹ミソや蟹肉の豊かな風味が楽しめます。とろみがついたソースが豆腐に絡んで、ごはんが進む一品です。

蟹粉獅子頭(蟹肉入り肉団子の煮込み)

蟹粉獅子頭(シエフェンシーズトウ)は、肉団子の入ったスープ料理です。肉団子には上海ガニのほぐし身が入っています。味はあっさりしており、ネギやショウガの香りが食欲をそそります。ほくほくの肉団子で体が温まる料理です。

四喜烤麸(麩の煮込み料理)

四喜烤麸は、麩を四種類の具材と一緒に煮込んだ上海の伝統料理です。醤油や砂糖で味付けした麩には、食材の味や香りが染み込んでおり、風味が口の中に広がります。お酒にもよく合う料理です。

龍井蝦仁(河エビの茶葉炒め)

龍井蝦仁(ロンジンシャーレン)は杭州の名物料理です。河エビを龍井茶葉で炒めて作ります。さっぱりした味わいで、茶葉の香りが広がる一品です。

糯米紅棗(餅とナツメのシロップ煮)

糯米紅棗は、餅を挟んだナツメをシロップで煮た料理です。甘い料理ですが、上海料理の前菜の定番となっています。一口大で食べやすいうえ、餅を使っているので腹持ちもいいメニューです。

中国の料理については「中国の代表的な食べ物24選!餃子や麻婆豆腐など定番メニューをチェック!」でも解説しているので、興味のある方はチェックしてみましょう。

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