このページのまとめ

  • 現地採用とは単に定義するとベトナムの法人と直接雇用契約を結ぶこと
  • 自分のタイミングで就職を決められるのが現地採用のメリット
  • 駐在員に比べると現地採用は自由時間が多くプライベートにゆとりを持てる
  • ベトナムは物価が安いので現地採用の給与でも暮らしていくには困らない
  • ベトナムで暮らすなら「医療」「インフラ」「治安」の3点に気をつける

ベトナムでの就職を目指すなら、海外赴任以外にも「現地採用」という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。コラムでは現地採用とはどういった雇用形態なのか、海外赴任として現地で働く「駐在員」との違いを詳しく解説しています。現地採用で就労するメリット/デメリット、給与相場などにも触れていますので、ベトナムで働きたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

そもそもベトナムでの現地採用とは?

ベトナムで就労するための選択肢として、大きく分けると「現地採用」と「海外在住」の2つが考えられます。現地採用とは簡単に定義すると現地の法人と直接雇用契約を結ぶこと。ベトナムで現地採用された人の雇用主はベトナム法人です。そのため、契約内容や待遇などは日本ではなくベトナム国内の規定に準じます。一方、海外在住とは日本企業に雇われたうえで海外に赴任することを指し、一般的に「駐在員」と呼ばれる存在です。

現地採用と駐在員では求められる役割が違う

現地採用で雇われた場合、現地スタッフと交流しながら実務をこなすのがメイン。また、ベトナム側のスタッフと日系企業の駐在員との間に立ち、調整役を務めることもあります。

一方、日本から赴任している海外在住の場合、一般的にマネジメント業務が中心。日本で培った経験やスキルを活かし、海外拠点を立ち上げたり事業方針を策定したりといったことが主な役割です。現地採用と駐在員では現場でのポジションが異なることを覚えておきましょう。

ベトナムの現地採用のメリット・デメリット

駐在員ではなく現地採用を選ぶメリットとして「自分のタイミングで就職を決められる」「プライベートを大事にできる」の2点が挙げられます。対して、「駐在員よりも給与が低い場合がある」のがデメリット。以下より詳しく追っていきましょう。

自分のタイミングで就職を決められる

現地採用は会社のタイミングではなく自分の都合で就職を決めることができます。海外在住の場合、まずは日本の会社で働くのが一般的。日本である程度の業務経験を積んでから赴任となる場合が多く、入社してすぐに現地で勤務することは稀です。

一方、現地採用であれば会社のタイミングを待つ必要はありません。気になる企業や職種があれば自分のタイミングで応募可能ですし、採用が決まればすぐにベトナムで働けます。また、ベトナムを含む東南アジア圏に進出している日系企業は、比較的日本人の採用に積極的です。語学や経験を問わない求人も多いため、その分チャンスもあるといえるでしょう。特に、なるべく早くベトナムで勤務したい方は現地採用での就職が向いています。

プライベートを大事にできる

現地採用の場合は労働基準はベトナム国内の規定に準じます。加えてベトナムは残業が少ない文化で、繁忙期をのぞけば定時で帰宅できることがほとんどのようです。ベトナム人スタッフと労働条件になる現地採用の場合、拘束時間はそれほど長くありません。そのためプライベートの時間を大事にできるのが大きな利点。また、マネジメントという責任ある立場にいる駐在員と比べて、それほど業務量が多くないことも予想できます。

駐在員の給与と比べると給与が低く感じる

現地の基準で給与が決まる現地採用は、日本の水準に合わせた駐在員の給与と比べると低く感じる場合があるのがデメリット。駐在員は海外赴任手当や住居手当などが整っているため、福利厚生の面においても現地採用はやや劣るでしょう。とはいえベトナムはそもそも日本に比べて物価が安いため、暮らしていくうえで困ることは少ないといえます。

ベトナム現地採用の給与相場

以下はベトナム現地採用の給与相場をまとめた表になります。職種や年齢、スキルなどによって変動はありますが、一般的な基準を見ていきましょう。

年齢下限値上限値
二十代前半約11万円(約21,560,000ドン)約19万円(約37,240,000ドン)
二十代後半約15万円(約29,400,000ドン)約24万円(約47,040,000ドン)
三十代以降約18万円(約35,280,000ドン)約33万円(約64,680,000ドン)

※額面(税金天引き前)の金額/()内の数字は1円=196ドンで換算

二十代の下限値を参考にすると日本の給与に比べて低く感じてしまう人もいるでしょうが、日本貿易機構(ジェトロ)が発表した「2020年版ベトナム家計生活水準調査結果」の速報によれば、ベトナム人の平均所得(全国)は423万ドン。現地採用の下限値は平均所得がもっとも高いビンズオン省の702万ドンをも上回っています。この結果を踏まえると、現地での給与としては十分とも考えられるでしょう。

ベトナムの賃金事情について詳しく知りたい方は、「ベトナムの平均年収は?地域別の年収や年収が高い業界も解説!」と「ベトナムの最低賃金は日本円でどれぐらい?推移・上長率・地域別の差を詳しく解説」の記事で解説しているので、こちらも合わせてご覧ください。

ベトナム現地の暮らしに必要な生活費の相場

ベトナムでの暮らしに必要なひと月分のおおよその生活費を以下の票にまとめました。

項目費用
家賃約4万円
食費約3万円
雑費約5千円
通信費約2千円
合計約7万7千円

仮にベトナムでの手取り金額を仮に約15万円だった場合、手元には7万円程度残る計算になります。ベトナムは物価が安く日本の1/3程度となるため、これだけの金額があれば低コストで豊かな暮らしができるでしょう。「ベトナムの1ヶ月の生活費はいくらかかる?物価についても解説!」の記事ではベトナムの物価や生活費についてより詳しく解説しています。気になる方はこちらもぜひご一読ください。

ベトナム現地採用の就職前に知っておくべき3点

ベトナムは日本と違い、「医療」「インフラ」「治安」という3つの側面で注意しておきたい点があります。現地採用に応募し内定が決まったあと、ベトナムで暮らし始めてからカルチャーショックを起こさないためにも、ここでお伝えする3点をチェックしておきましょう。

1.現地の民間医療保険に加入しておくと安心

ベトナムでは外国人労働者であっても健康保険と社会保険は強制加入対象となります。加入していることで公的な医療機関を利用できますが、手続きが面倒だったり混雑していたりと、デメリットも多いのが実情です。また、ローカルな病院は衛生面や医療サービスにおいて、日本ほど手厚い体制は整っていないようです。

日系・外資系の医療機関であれば清潔な施設で質の高い治療を受けられますが、民間の医療保険に加入していないと利用料がかなり高額になります。そうはいっても、不慣れな土地で事故や病気などのトラブルに見舞われた際に、治療に不安を残したくはないもの。万が一の場合に備え、現地で加入できる民間の医療保険に加入しておくと良いでしょう。

2.インフラ面での不備が発生しやすい

ベトナムを含む東南アジアではインフラ面の整備がまだ未発達な傾向にあります。そのため天気がよくても停電したり、通信回線が突然切れてしまったりすることもよく起こるようです。日本の暮らしになれていると、こういった不備が発生した際に戸惑うこともあるでしょう。なお、職場などのオフィスビルでは予備電源が機能してカバーできるシステムが整っているようです。

3.ひったくりやスリなどの軽犯罪に注意

ベトナムではひったくりやスリといった軽犯罪がよく起こります。凶悪犯罪こそ少ないものの、日本に比べると治安はあまりよくありません。また、現地の交通意識はそこまで高くないため、交通事故にも注意が必要です。身の安全を守るためにも、日頃から以下に紹介する点を意識しておきましょう。

交通事故から身を守る

横断歩道と信号だけに頼らず、右左折してくる車両をよく確認すること。特にバイクには気をつけましょう。また、ベトナムの路上ではクラクション音が頻繁に鳴っていますが、これは「車両が通るよ」という合図です。日本のように注意喚起や「どいてください」といった意味ではなく、「これから通るので気をつけてください」というコミュニケーションだと覚えておきましょう。

スリ・ひったくりに用心する

身につけている貴重品、ジュエリー、鞄、スマートフォンなどは常に気にかけておくこと。また、ベトナムではバイクで通過しながらすれ違いざまにひったくりをする犯人が多いです。歩道を歩くときは内側に寄りましょう。

不法侵入(泥棒)に注意する

就寝時や外出時には、玄関、窓の戸締りをきちんするのが大切。また、家の中でも貴重品はしっかり管理しておきましょう。

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