店の扉の前に腕組みをして立っている板前のイメージ

このページのまとめ

  • 海外の有名レストランで働けば、調理師としてのキャリアアップが目指せる
  • 世界的な日本食ブームによって、日本人調理師の需要は海外でも高い
  • 海外で働くのに調理師免許は必須ではないが、就労ビザの取得には大いに役立つ
  • 調理師の年収は海外で働くほうが高めの傾向
  • 中国では、日本人の調理師の需要が高い

「海外の有名レストランで腕を磨きたい」「海外の人に日本食を振る舞いたい」と考えている調理師の方に向け、海外で働く方法やメリットについて紹介します。ぜひ参考にしてください。

また、本コラムを提供するレバレジーズキャリア中国では、日本人の方の、中国での就職・転職活動を無料でサポートしています。スムーズな就職・転職を叶えたい方、希望の条件に合った就職・転職をしたい方は、ぜひご相談ください。


中国の転職市場に詳しいアドバイザーが
あなたの中国就職・転職をサポートします!

海外経験がない方も全面バックアップ!無料で相談を申し込む

海外で調理師として働くメリット

海外で活躍したいと考えている調理師の人も多いことでしょう。ここでは、海外で調理師として働くメリットについて紹介します。

有名レストランで修行することでキャリアアップが目指せる

アメリカやヨーロッパには、世界的に有名な一流レストランが多々あります。フレンチ・イタリアンなど西洋料理の本場で修行を積めば、調理師としてのキャリアアップが実現するでしょう。海外で自分の店を出したり、日本に戻って有名店のシェフを務めたりするのにも、現地で身につけたスキルや経験が活かせるはずです。
海外には独自の食文化があり、日本にはない食材や味というものがあります。それを学ぶには現地で修行を積むのが最適な方法といえるでしょう。

日本人が優遇されやすい環境

和食がユネスコ世界文化遺産にも登録されるなど、日本食は世界的なブームになっています。日本の飲食チェーンが海外進出する機会も増えているため、海外で働きたい日本人にとってはチャンスが広がっているといえるでしょう。日本人の繊細な仕事や味覚は海外でも評価が高いので、調理師はほかの分野に比べて日本人が海外で活躍しやすい分野とされています。

◆関連記事
中国の代表的な食べ物24選!餃子や麻婆豆腐など定番メニューをチェック!

海外で働くのに調理師の資格は必要?

海外で調理師として働くのに、調理師免許は必須ではありません。調理師免許は、都道府県知事が発行する日本の国家資格です。そのため、海外では有効ではありません。そもそも、日本の調理師にあたる資格がないという国も多々存在します。

ただ、調理師免許は必須ではありませんが、就労ビザ取得の際に役立つことが多いです。就労ビザの審査では当人のスキルや経験がチェックされるので、調理師免許があればスキルを証明する書類として使えます。料理人として働く場合、調理師免許が必須となっている国も少なくありません。

そのため、調理師免許は、海外で料理人として働くうえで必須ではないものの、就労ビザを確実に取得するにはあったほうが無難といった位置づけといえます。

また、就労ビザ取得の観点でいえば、実務経験も重要な要素です。日本で調理師として2~3年程度働いた経験があるとビザ取得がしやすくなるでしょう。

◆関連記事
中国の就労ビザの申請方法とは?種類や必要書類についても解説!

海外で働く調理師の年収

日本の調理師の平均年収は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」をもとに算出すると、およそ340万円という結果になります。これはほかの職種と比べても低い数字ですが、調理師は条件によって待遇が大きく異なる仕事なので単純に比較はできません。調理師には見習い期間があり、その間は高収入を得るのは難しいはずです。その反面、一流ホテル・レストランのシェフにもなると、年収1,000万円を超えることも少なくありません。

一方、海外で調理師として働く場合、その国の物価水準や働くポジションにもよりますが、日本で働くよりも高収入が期待できます。なぜなら、日本食の世界的なブームによって、多くの国で日本人調理師の需要が高まっているからです。
また、キャリアアップを目指す場合も基本的に海外のほうが年収は高めの傾向にあり、一流料理店の料理長にもなると年収2,000万円を超えることもあります。

参照元
厚生労働省「賃金構造基本統計調査

◆関連記事
中国で高収入を目指すには?給与アップに欠かせない知識とテクニックを解説

海外で調理師として働く方法

ここでは海外で調理師として働く方法・手段について解説します。ご自身のキャリアと照らし合わせて、どの方法が適しているか検討してみましょう。

日本で経験を積んでから海外就職を目指す

日本で調理師としての経験を積んでから、就労ビザを取得して海外就職を目指す方法です。就労ビザは学歴や職歴が条件になっていることが多いので、数年程度の実務経験があれば多くの国で就労ビザが取りやすくなるでしょう。
また、調理師として成功するにはスキルが必要なので、有名店で働きたい場合は日本で基礎を学んでから海外へ行くことをおすすめします。

ワーキングホリデー制度を利用する

ワーキングホリデーとは、18~30歳の人が、日本と協定を結んだ国に1~2年程度滞在できるビザ制度です。日本は、オーストラリアやカナダ、ドイツなど27カ国・地域と協定を結んでいます。

滞在中は、生活費をまかなう目的の就労が認められているので、調理師として働くことも可能です。海外の日本食レストランでは、ワーキングホリデービザを利用した求人情報が出されることもあります。なかには見習いから働ける職場もあるので、探してみましょう。

ワーキングホリデーには1~2年程度の制限がありますが、期間終了後も学生ビザや就労ビザを取ることで滞在しつづけることもできます。ワーキングホリデー後の海外就職は一般的に難しいとされていますが、日本食レストランの調理師はハードルが低め。本格的な調理師経験がない人でも、ワーキングホリデー中に厨房で働いて現地就職を実現するパターンもあります。

参照元
外務省「ワーキング・ホリデー制度

海外留学後に現地で働く

学生ビザ等を取得して、海外の料理学校に留学する方法もあります。留学にはお金や時間が必要なものの、有名レストランに勤める一流シェフのもとで学ぶことで、調理師としてのスキルアップが見込めるでしょう。留学後は、帰国して働くことはもちろん、現地の調理師免許を取得して、料理人として働くことも可能です。調理師専門学校のなかには、海外留学のサポートを行っているところもあるので、海外で経験を積みたいと考えている人は留学先も考慮して学校を選ぶと良いでしょう。

◆関連記事
中国で働くには?日本人向けの仕事や地域ごとのビジネス傾向も解説!

日本人調理師の需要が高い中国

中国は日本食人気が顕著な国の一つです。経済的に豊かになったことで海外の料理を食べる回数が増えたこと、そしてコロナ禍で日本旅行ができなかったことによって、和食を食べられる日本風の料理店が国内で急増しました。店自体は中国人オーナーが出店することが多いものの、本格的な和食料理店にするために日本人調理師を雇いたいという需要が高まっています。

中国で調理師として働きたい方は、レバレジーズの転職サービスにぜひご相談ください!

Leverages Career Chinaでは、中国で働くことを考えている方と日本人人材を求めている企業のマッチングをサポートしています。

中国語初心者から上級者まで、幅広いレベルの求人を取り扱っているほか、中国での就労に詳しいプロのアドバイザーが応募書類の書き方から面接対策、入職後のアフターフォローまでしっかりと対応。

サービスはすべて無料で利用可能となっておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

中国の転職市場に詳しいアドバイザーが
あなたの中国就職・転職をサポートします!

海外経験がない方も全面バックアップ! 無料で相談を申し込む