このページのまとめ
- 中国のコンセントの形状は日本と同じAタイプ、およびOタイプがメイン
- 電圧は日本より高い220V
- プラグの形状は日本と同じなので、変換プラグは基本的に不要
- 電圧は日本より高いので、日本の生活家電を使うには変圧器が必要なことが多い
- スマホやタブレットは全世界対応のものが多いため、短期旅行程度なら変圧器も必要ない
中国渡航の予定がある方に向け、コンセント事情を解説します。スマホなどの電子機器ははそのまま使えることが多いですが、生活家電を使うには変圧器が必要なこともあります。渡航前に調べておきましょう。
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【中国のコンセント】結論:日本の電子機器はそのまま使えることも多い
中国のコンセントは、日本と同じ縦穴2つの「Aタイプ」と、3つ穴の「Oタイプ」がメイン。電圧は日本(100V)より高い220Vとなっています。
【コンセント形状の参考図】左:Aタイプ、右:O2タイプ(Iタイプ)
基本的に、数日間の中国旅行であれば、変換プラグや変圧器を用意しておく必要はありません。
多くの場所に日本と同じAタイプのコンセントが取り付けられていますし、電圧が日本と違ったとしても、スマートフォンやタブレットは海外対応のものが多いため、そのまま使えることが多いでしょう。
ただし、日本の100V電源にしか対応していない電化製品を使うときは変圧器が必要です。
変換プラグは不要|中国のコンセントは日本の電化製品に対応した形状
ホテルや空港、高速鉄道など、ほとんどの場所で日本と同じAタイプコンセントが1つは取り付けられています。そのため、変換プラグが必要になることはあまりありません。ただし、2口以上コンセントを使いたい場合は、Oタイプの変換プラグがあったほうが安心です。
コンセントの変換プラグは、ホームセンターや家電量販店で、1つ500円以下から購入できるため用意しておくと良いでしょう。
電圧は日本より高い220V|スマホなどの電子機器は変圧器不要なことも多い
中国の電圧は220Vです。日本の100V電源にしか対応していない電化製品を使うには変圧器が必要になります。
ただし、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの電子機器に関しては、全世界対応のものが多く、変圧器が必要ない場合が多いです。そのため、短期の中国旅行なら変圧器は必要ないでしょう。
【全世界対応の製品が多い電子機器】
- スマートフォン
- タブレット
- ノートPC
- バッテリー充電器
- 電気シェーバー
- 海外メーカーの製品
- 海外対応の電化製品
電化製品の充電アダプターをチェックして「I/P AC100~240V」等の表示があれば、中国で使えることが分かります。
生活家電を使うなら変圧器が必要
一方、ドライヤーや電子レンジといった一般的な日本の生活家電は、海外に対応していないものがほとんどです。中国でそのまま使うとショートするおそれがあるため、中国の220V電源を100Vに変換するダウントランス(降圧変圧器)を使用しましょう。または、海外対応の製品を用意して持っていきましょう。
変圧器は100g程度のものから、5kg以上の大型のものまであります。大きい変圧器は重くて持ち歩きしづらいので、現地で入手するのも手です。
変圧器は、日本の一部のホームセンターや家電量販店で販売しています。値段は1000円から、大型のもので数万円程度です。中国で売っている変圧器は日本のものに比べて安価なので、現地に行ってから購入する選択肢もあります。
中国のコンセントを使用する際の注意点
ここでは中国のコンセントを使用する際の注意点を解説します。以下のポイントを把握していないと発火や電化製品の破損に繋がるため、しっかりチェックしておきましょう。
万能コンセントには注意
もし、OタイプとAタイプ両方が差し込める形状の、穴の大きい三又コンセントを見かけたら使わないようにしましょう。万能コンセントと呼ばれ、発火の危険があることから違法とされているコンセントです。
なるべく2つの穴が独立して開いたコンセントを使いましょう。2つの穴と3つの穴が組み合わさった5つ穴のコンセントもありますが、2つ穴が独立して開いているコンセントのほうが安全です。
変圧器の電力容量に注意
変圧器を使う場合は、変圧器の電力容量に注意しましょう。
電化製品には消費電力があり、変圧器を使う際は、消費電力を超える容量のものを使用する必要があります。たとえば、消費電力1000Wの電化製品は、容量100Wの変圧器では使えないということです。消費電力はW(ワット)またはVA(ボルトアンペア)で表記され、1W=1VAで読み替えられます。
使いたい電化製品の消費電力をチェックして、それを上回る容量の変圧器を用意しましょう。
なお、ドライヤーなどの熱器具・扇風機などのモーター内蔵器具を使う場合、消費電力の3倍の容量をもつ変圧器が必要とされます。特に電子レンジなどはもともとの消費電力が高いため、大容量の変圧器が必要です。
香港・マカオに行く際は変換プラグが必要
香港・マカオのコンセントは、BFタイプ(Gタイプ)が主流です。縦1つ・横2つの3穴が開いた形状のコンセントで、日本製品のプラグは差し込めません。そのため、香港・マカオに行く際は変換プラグを用意しておきましょう。
なお、香港・マカオのコンセントの電圧は220Vなので、日本の100V電源に対応した電化製品を使うには変圧器が必要です。
スマホの充電が切れそうなとき|町中でコンセントがある場所
移動中に充電がなくなったときのために、中国の町中でコンセントがある場所について紹介します。
空港
空港の無料充電スポットで充電できます。Aタイプコンセントの数は多くないので、Oタイプの変換プラグがあると便利です。
地下鉄・ショッピングセンター
地下鉄の駅やショッピングセンターにも無料の充電スポットが設置されていることがあります。ただし、誰でも利用できるため、混み合っている可能性があります。
モバイルバッテリースポット
飲食店やデパートなど、中国の市街地は街中のいたるところにモバイルバッテリーのスタンドが設置されています。モバイル決済で簡単に利用できるため便利ですが、AlipayやWeChat Payで支払いをする必要があるため、旅行者が利用するのは難しいかもしれません。
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カフェ・ファストフード店
カフェやファストフード店のテーブルにはコンセントが設置されています。たいていAタイプコンセントがあるので、変換プラグがなくても充電可能です。
高速鉄道や長距離バス
高速鉄道や長距離バスにもコンセントがあります。たいていAタイプコンセントがあるので、変換プラグがなくても充電可能です。
中国観光の情報については以下の記事で紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
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