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このページのまとめ

  • 日本語を学ぶ中国人の増加とともに日本語教師の需要が高まっている
  • 中国で日本語教師になるのに必須の資格はない
  • 中国で働く日本語教師になるには、募集サイトや大学の人脈を活用する
  • 多くの大学では日本語教師に無料の寮を提供している
  • 中国語は必須ではないものの話せると現地での生活が楽しくなる

「中国で日本語教師になりたいけど、求人の探し方が分からない…」という人はいませんか。

中国現地での日本語教師の求人は、主にWeb上の求人情報サイトを使って見つけることが可能です。

このコラムでは、求人に応募した後の採用までの流れや、現地で行う授業の内容を紹介。日本と中国の習慣の違いや現地の治安についても解説し、中国での働き方をイメージできるようにしています。

中国で日本語教師の需要は高い

近年、中国で日本語を学習する人の数は増えており、それに伴い日本語教師の需要も高まっています。

日本語学習者が増加した背景にあるのは、中国の大学入試センターである「高考」で外国語科目として日本語が選択できるようになったことです。漢字を使う日本語はほかの言語と比べて親しみやすく、受験者が増えていると考えられます。また、日本のアニメや漫画は中国でも人気があり、日本の文化の広がりも日本語を勉強するきっかけとなっているようです。

中国は日本語教育機関、日本への留学生がともに多い

中国は世界的に見ても日本語教育機関の数が多いことで知られます。国際交流基金が行った調査によると、世界の日本語教育機関の数は、1位の韓国(2998機関)、2位のインドネシア(2879機関)に続いて、中国が第3位(2435機関)となっています(2018年時点)。

また、日本学生支援機構が行った2020年の外国人留学生在籍状況調査結果を見てみると、中国は国地域別で最も日本への留学生数が多く、留学生総数279,597人のうち121,845人を中国人が占めています(2020年時点)。

これらのデータからも、中国人学生の日本に対する関心の高さが伺われ、日本語教師は需要の高い職種であると推測できます。

中国で日本語教師になるには

では、中国で日本語教師として働くにはどのような手続きを踏めば良いのでしょうか。日本語教師になるのに必要な資格や求人の探し方、採用決定までの流れを確認していきましょう

日本語教師に必要な資格・条件を満たす

中国で日本語教師として働くのに必須の資格はありません。ただ、多くの職場では大卒以上の学歴を条件としています。さらに、大学で日本語教育や言語学を専攻していると有利になることがあるようです。職場によっては数年の実務経験を条件とする場合もありますが、大学で日本語教育を学んでいると実務経験がなくても採用される可能性が高まります。

日本語教師の求人の探し方

中国で働く日本語教師の就職先は、日本語学校もしくは大学が主です。

手軽な求人の探し方として挙げられるのは、インターネットで学校が出している公募を探す方法。 公益社団法人 日本語教育学会が発信している日本語教師の求人情報などを参考に求人を探してみてください。日本語教師の求人を掲載するサイトはほかにもあるので、定期的にチェックすると良いでしょう。

また、日本語教育を専攻している場合、大学の教授や知り合いから求人の紹介を受けるパターンも考えられます。

日本語教師として採用されるまでの流れ

インターネットで求人に応募する場合、メールに履歴書などの応募書類を添付して募集を行う教育機関に送ります。その後、書類審査が行われて大学などの教育機関、もしくは採用を仲介する会社から連絡が入ります。書類審査に通過した後は、電話やオンラインで面接が行われ、後日結果が知らされるのが一般的な流れです。状況によっては、面接中に内定が出ることもあるようです。

合格後は大学などの支援を受けながらビザの取得手続きを行います。中国のビザには、Fビザ(交流・訪問・視察)、Mビザ(商業貿易活動)、Rビザ(国が必要とする高度外国人人材・専門分野人材)、Zビザ(就労ビザ)があり、日本語教師として滞在するのに取得するのはZビザです。ビザの取得にあたっては、就職先からの指示を受けて査証申請書やパスポートのコピー、写真などの必要書類を提出するのが一般的な流れとなります。

中国での日本語教師の働き方

次に、中国での日本語教師の仕事内容や働き方を確認しましょう。

教える内容について

日本語教師が中国で受け持つ授業の内容は教育機関によって異なりますが、一例として挙げられるのは会話と作文の授業です。授業は就職先の教育機関が独自につくっている教科書を使う場合もあれば、日本で出版された教科書に沿って学習を進めていく場合もあるでしょう。

また、職場によっては日本と中国の文化を比較する授業を行ったり、日本語のスピーチ大会や作文コンテストの指導を行ったりすることもあります。

中国語で働く日本語教師の給料

中国で働く日本語教師の給料は勤め先によって異なりますが、目安は日本円にして6~12万円です。

この金額を聞くと「かなり給与が低いのではないか」と不安になる方もいるでしょう。

ただし、多くの大学では日本語教師に対して無償で寮を提供しており、中国に住んでいる間は家賃の負担がないと想定できます。また、ベッドや冷蔵庫などの家具一式が備え付けの寮であれば、それらを準備する費用もかかりません。大学によっては光熱費や通信費を負担してくれる場合もあるので、実質的な生活費の多くは食費が占めることになるでしょう。

食費は学内の食堂を利用して安く抑えることもできるので、特別な贅沢をしない限りは日本語教師の給与で問題なく生活を送れます。

航空券が支給されることもある

多くの大学では、日本語教師に対して年に1回程度往復航空券を支給するため、一時帰国の負担についてもそれほど心配はありません。

中国語はできた方が良い?

中国で働くにあたって、「中国語ができないと就職は難しい?」と不安に思う人がいます。しかし、実際には日本語教師として働くのに中国語は必須ではありません。

ただ、中国語ができると以下のような利点があるので覚えておきましょう。

日常生活で役立つ

中国語ができると、勤め先の職員とコミュニケーションをとったり、日常的にお店の人とやり取りしたりするときに便利です。中国人の知り合いもつくりやすくなり、中国での生活をより楽しめるでしょう。

中国の文化を理解するのに役立つ

中国語で現地の人たちとコミュニケーションがとれることは、中国の習慣や文化を理解するのにも役立ちます。

仕事の幅が広がる

中国語ができると、学生とのやり取りがスムーズになり、授業をより充実させられる可能性が高まります。また、翻訳や通訳関連の授業を任されるなど、仕事の幅が広がることも期待できるでしょう。

中国での暮らしをイメージしよう

最後に、中国での日本語教師の生活をイメージできる情報をお伝えします。中国で働くか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

中国と日本の生活や風習の違い

中国と日本には、以下のような生活習慣や風習の違いがあります。

丁寧な接客は珍しい

日本ではどんなお店に行っても丁寧な接客を受けられますが、中国ではすべてお店で丁寧な接客を受けられるとは限りません。中国には、日本のように「お客さまは神様」といった考え方はなく、客側もレベルの高い接客を期待していないからです。ときにはお釣りを投げるように渡される場面もありますが、中国の習慣と思って気にしないのが良いでしょう。

モバイル決済が一般的

最近は日本でもスマートフォンによる決済が普及してきましたが、中国では日本よりもさらにモバイル決済が普及しています。

「WeChat Pay(微信支付)」「Alipay(支付宝 / アリペイ)」は最もよく使われる決済アプリで、中国で生活するなら使用することになるでしょう。

トイレには紙がない

日本の公衆トイレには必ずといって良いほどトイレットペーパーが用意されていますが、中国では備え付けのペーパーがないことがほとんどです。トイレで紙が売っている場合もスーパーなどより割高であるため、中国では多くの人がトイレ用の紙を持ち歩いています。

割り勘はしない

日本語教師として働き始めると、職場の仲間と食事をする機会もあるでしょう。そのときに覚えておきたいのが、中国に割り勘の文化はないということです。

中国では、複数人で食事に行ったとき、先輩や同僚といった相手との関係性に関わらず誘った人がごちそうするのが普通。その代わりに、奢ってもらった人は次の機会にごちそうするという考え方が根付いています。

治安について

日本語教師として中国に渡航するにあたり、治安を心配する人がいます。しかし、外務省によると中国の治安状況は全体として安定しているので大きな心配はありません。

ただ、詐欺事件の件数が多いため、詐欺被害に遭わないように注意が必要。また、過去に日本人がスリや置き引きに遭うケースも報告されているので、貴重品からは目を離さないように気をつけましょう。

治安に関する最新の情報は外務省の海外安全ホームページを確認してください。

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