このページのまとめ
- 中国の祝日は、全国民と特定人物が対象のものに大きく分けられる
- 中国の祝日の特徴は、連休が多く振替出勤日があることが挙げられる
- 中国と日本の祝日日数は大きな差はないが、振替出勤日により休日は少なく感じられる
中国の祝日は、日数や時期、内容など日本とは異なります。祝日数がどれくらいあるかは、業務スケジュールや体調の管理などに影響するため、働くうえで把握しておくべき内容です。中国の祝日の特徴は、大型連休が多く、土日に日程が重なると振替出勤日があることが挙げられます。中国での就職を検討中の方は、これらのほか全民が対象の祝日と特定の人が休日となる日があることも踏まえて活動すると良いでしょう。
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中国の祝日一覧
中国には、全国民が対象となる祝日と、特定の条件に該当する人のみが休める日があります。それぞれの祝日の概要と、連休日数の早見表をまとめました。
全国民が対象の祝日
中国での全国民対象の祝日は、以下の通りです。
元旦
日本を含む他国と同様、毎年1月1日が元旦です。1月1日を含む3日間が祝日になります。ただし、中国では旧暦で新年を祝うため、元旦で特別なイベントをする市民は少ないようです。
春節(旧正月)
春節は旧暦に基づいて定まるため、毎年日付が異なります。おおよそ1月下旬から2月初旬の7日間が祝日になることが多いようです。春節は旧正月とも呼ばれ、中国においては最も伝統的かつ大切にされている祝日。祝い方の例としては、赤をメインカラーとした飾り付け、龍や獅子による舞、爆竹・花火、挨拶回り、お年玉などが挙げられます。
清明節
清明節は、春分から15日目のため、毎年違う日付になります。祝日は3日間で、日本におけるお盆と同じく、家族が集って先祖のお墓参りを行う祝日です。
労働節
労働節は、毎年5月1日と定められています。年によって祝日の連休数は異なりますが、5~7日間程度であることが一般的なようです。労働節はいわゆる「メーデー」「International Workers’ Day」に該当する祝日で、国や社会に貢献した労働者を労う目的で制定。1886年5月1日にアメリカの労働組合が統一ストライキや労働運動を行ったことが起源とされています。
端午節
端午節も、旧暦によって対象となる日付が決まる祝日です。例年、3日間の祝日になる傾向。日本の端午の節句と同じくちまきを食べるものの、慶事の対象となるのは男児や子どもではなく「無病息災祈願」とされています。
中秋節(団欒節)
中秋節は、毎年旧暦における8月15日とされています。祝日日数は3日間。「団欒節」とも呼ばれているほか、春節と端午節とあわせて「中国三大伝統節句」と称され、特別な日として祝われる日です。中国では、「同日の月が最も丸く家庭円満の象徴である」と言われ、家族が集って月見をしたり月餅を食べたりする習慣があります。
国慶節(建国記念日)
国慶節は毎年10月1日です。祝日は7日間と長期連休となります。国慶節は中国の建国記念日。1949年に中華人民共和国の成立宣言がされたことを記念して制定されています。
中国の各祝日の連休日数早見表
ここでは上記の祝日と連休日数を表にまとめました。
祝日名 | 主な対象日 | 連休日数 |
元旦 | 1月1日~1月3日 | 3連休 |
春節 | 1月下旬~2月初旬 | 7連休 |
清明節 | 4月初旬頃 | 3連休 |
労働節 | 4月下旬~5月上旬 | 5~7連休 |
端午節 | 6月初旬頃 | 3連休 |
中秋節 | 9月中旬頃 | 3連休 |
国慶節 | 10月1日~10月7日 | 7連休 |
中国の祝日は、旧暦をもとにした休みも多く、年によって日付はもちろん日数も異なることがあります。
特定の国民が対象の祝日
中国では、特定の条件下にある国民が休める祝日も存在します。
婦女節(国際勤労婦人デー・国際女性デー)
婦女節は、3月8日に婦人のみが半日休みを取れる祝日です。いわゆる国際勤労婦人デーまたは国際女性デーに該当します。3月8日は、1904年にアメリカで女性労働者が「婦人参政権」を求めた日。その後、1975年に国連が同日を「国際女性デー(International Women’s Day)」に制定したことがきっかけで、中国でも祝日として定着しました。
青年節(中国青年デー)
青年節は、毎年5月4日に14歳以上の青年が半日休みを取れる祝日です。1919年同日に北京に集まった学生数千人が行った大衆運動が起源となり制定されました。
児童節(国際児童デー)
児童節は、毎年6月1日で、14歳未満の子どもを対象とした祝日です。授業がないほか、子ども向けのイベントが多数開催されます。1949年にモスクワで行われた国際民主婦人連盟会議で「国際児童デー」が定められたことを機に、中国でも制定されました。
建党節(中国共産党創立記念日)
建党節は、毎年7月1日に中国共産党関係者が中心となって記念行事を行う日です。1921年に中国各地に結成されていた「共産主義組織」が中華民国の上海に集まり、第一回中国共産党大会が開かれ、党が結成したことが制定の起源とされています。ただし、厳密な第一回開催日は7月23日です。
建軍節(中国人民解放軍建軍記念日)
健軍説は、毎年8月1日で、中国人民解放軍関係者のみが半日休みとなる祝日です。1927年同日に、中国人民解放軍が創設されたことを記念して制定されました。
中国の祝日の特徴
中国の祝日の特徴は、連休が多いことが挙げられるでしょう。また、祝日が土日と重なっている場合は「前後の土日に」振替出勤を求められます。この振替出勤日を含む暦は、中国の国務院が毎年年末頃に発表するため、スケジュール管理が重要な職種についている場合は要確認の対象です。
対して、日本の祝日は特定の日付に定まっていたり、「月のいずれかの月曜日が祝日」で土日とあわせて3連休としていたりします。年度によっては3連休前後の平日に休みをとれば長期連休を組みやすくなる場合もありますが、中国のように何もしなくても7連休が年に2~3回あるのと比べると、長期連休は少ないといえるでしょう。ただし、連休取得後の振替出勤に関しては、必須とするかは企業の就業規則によるところが大きいです。
日本の祝日日数は中国より多い?
中国の祝日日数はその年によって異なるため一概にはいえないものの、日本と比べてそれほど大きな差はないようです。とはいえ、前述したように中国では連休が多い反面、振替出勤があるため、休日自体は日本のほうが多くなることもあるでしょう。
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