ホーチミンの街並み

このページのまとめ

  • ベトナムの「日本人街」はホーチミン1区のレタントン通りが有名
  • 日本人街と呼ばれるエリアには日本の飲食店が立ち並ぶ
  • レタントン通りのある1区はベトナム在住の日本人が生活しやすい街
  • ホーチミンは1区以外にも日本人におすすめの街が多い
  • ホーチミンのビンタイン区には「第二の日本人街」ファンビッチャン通りがある

ベトナムには「日本人街」と呼ばれる場所があり、その地域には多くの日本人が暮らしています。このコラムではベトナム国内の日本人街について詳しく紹介。日本人にとって住みやすい街はどこなのか、ベトナムで働きたい人にとっては知りたいところでしょう。就労を検討している人はもちろん、旅行や観光を目的に訪れる人にも役立つ内容です。ぜひ参考にしてみてください。

ベトナムの「日本人街」があるレタントン通り

ベトナムの日本人街といえばホーチミン1区にある「レタントン通り」が有名です。ホーチミンは約900万人(2019年10月25日時点)が住むベトナム最大の商業都市。5つの県と16の地区に分かれており(2022年1月現在)、その中でも経済の中心として機能しているのが1区です。1区は市庁舎や大教会などがある観光スポットしても人気のある地区。その中心を走るレタントン通りの中には「リトル・ジャパン」などと称される日本人街があります。

日本人街は日系飲食店が豊富

レタントン通りの中にある日本人街には日系の飲食店が数多く出店しているのが特徴です。和食レストラン、ラーメン、焼き肉など、豊富な日本食のラインナップは出張客や観光客からも人気があります。日本からベトナムへの外食産業の進出は1990年代の半ばに始まりました。在留邦人の増加に比例する形で、ベトナムに出店する日系の飲食店が目立つようになっていったようです。日本貿易振興機構(JETRO)に属するジェトロ・ハノイ事務所の調べによると、「ベトナムにおける外食産業進出の現状・可能性調査」2015年にはホーチミン市の日本食店舗は約350店に上りました。日本人街を抱えるレタントン通りも、その群雄割拠を支える地域の一つといえるでしょう。

レタントン通りはベトナム在住の日本人の拠点

レタントン通りは日本人街だけでなく、現地で暮らす日本人にとって生活しやすい環境が整っているのも特徴です。レタントン通りには日系企業の伊藤忠商事が運営と管理を行っている高級マンションの「サイゴン・スカイガーデン」があります。このマンションは日本人学校の幼稚園の送迎バスや、ショッピングモールの巡回バスの通過地点でもあり、日本人にとって馴染みやすいシンボル。ベトナム在住の人々の待ち合わせ場所や集合場所として重宝されています。以下は日本貿易振興機構(JETRO)が公開しているホーチミン市内中心部マップのレタントン通り付近を拡大したものです。

<レタントン通り付近の市内マップ(※)>

参照元:日本貿易振興機構(JETRO)_ホーチミン市店舗立地マップ(新版)(2016年10月)に掲載の資料より引用加工

(※)マップ内の◯アイコンが示す色は以下の通り

薄桃色:コンビニ/濃桃色:スーパー/紫色:ショッピングモール/濃青色:レストラン/

青色:カフェ/水色:ベーカリー/藍色:ファーストフード/緑色:ヘルス&ビューティー/黄色:書店/橙色:家電専門店

地図を見て分かるとおり、レタントン通り付近にはコンビニやレストラン、カフェといった店舗が充実しています。日本の食材や日用品を調達できる日系のスーパーなどもあり、土地勘や現地情報がない日本人でも暮らしやすい環境です。また、薬局や書店なども出店しているため、体調管理や趣味を楽しむことにも不自由しないでしょう。

ホーチミン1区はトレンドの発信地

ホーチミン1区はレタントン通り以外の場所にもデパートやオフィスビルが立ち並び、歴史的建造物などの見どころも満載で、日本人観光客で賑わうエリア。高級ショッピングモールや大型市場に訪れる人も多く、トレンドの発信地といえる地区です。

ベトナムで就労を考えている日本人におすすめの街

ここではベトナムで就労を考えている方におすすめな街を紹介していきます。日本人が住みやすい場所を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

日系企業が多いホーチミン

ベトナムのホーチミンは数多くの日系企業が進出しているために全体的に盛況で、レタントン通りのある1区以外にもおすすめのポイントがたくさんあります。ホーチミンの各地区の魅力について以下にまとめました。

トゥードゥク市

トゥードゥク市は2020年12月6日に設立が決議した新しい区域です。同市はホーチミンの東部に位置していた「2区」「9区」「トゥードゥク区」の3つを合併して形成されました。同市はベトナム国内で初めての中央直轄市直属の地域です。ここにはインターナショナルスクールや外国人用の高級住宅があり、欧米の駐在員家族などが数多く暮らしています。また、国立大学であるベトナム国家大学ホーチミン市校があり、国内のハイレベル教育育成の要ともいえる地域です。

参考サイト:日本貿易振興機構(JETRO)_ビジネス短信

3区

1区に隣接している3区は商業地区と住宅街の役割を担う地域です。1区に比べると不動産の価格が比較的リーズナブルなこともあり、住居やオフィスの拠点として利用されることもしばしば。通勤への利便性の良さとしても注目されている地区です。

4区

サイゴン川に隣接する4区は輸出港として機能しているエリアです。以前は治安が悪い地域とされていましたが、近年は工業化が進み環境が整備されています。現在では高級マンションの建設が進むなど、近代的な開発地域へと変化しつつあります。

5~6区

アジアの下町風景が広がる5~6区は華人が多く住む地域です。他地区に比べて開発の進みは遅く、観光スポットとしての役割はあまり果たしていません。その分、リーズナブルな市場やベトナム三大病院の一つとされる公的医療機関などがあり、現地に住む人々に親しまれているエリアといえるでしょう。

7区

中心街である1区へのアクセスが良好な7区は、高級住宅街とベトナムらしい下町風景の両面性を持つエリア。「フーミンフン」と呼ばれるエリアには高所得者層が住んでいます。ここに住む多くはビジネスで成功した起業家や外国駐在員。また、7区の中には日本人学校があり、日本人の家族も多く暮らしています。

8区

8区に住む人々の中心は低所得者層であり、衛生面での整備が遅れていることも影響し、ホーチミンの中でも治安的が悪い地域とされています。とはいえ、8区では2019年にショッピングセンターとオフィステルを兼用する大型の複合施設の建設に取り掛かる動きが見られました。将来的に住宅地域として発展する可能性を秘めたエリアといえるでしょう。

10区

10区は国家大学ホーチミン市工科大学をはじめ、大学や高校などの教育機関が多いことから学生街のようなムードが漂います。のどかでローカルな雰囲気を残す10区には公園や緑の木々湖があり、地元民にとって安らぎの場所となっているようです。

11区

11区はホーチミンの中でも特にローカルなエリア。観光客が訪れることはほとんどありませんが、現地に暮らす人々には「ダムセン公園」というテーマパークが人気です。ダムセン公園には植物園や動物園が併設されているほか、ジェットコースターや観覧車などのアトラクションを楽しめます。

12区

12区は東方をサイゴン川で囲まれており、重要な水路としての役割を担うエリアです。2020年12月31日にゴーバップ区との間にかかるバムトゥアット川を結ぶアンフードン橋が開通しました。それまでは2つの区間を移動する際にフェリーを使う必要がありましたが、アンフードン橋ができたことにより約10kmは移動距離が短くなるとされています。

ビンタン区

また、ビンタン区はホーチミン市でもっとも人口居住が多い地域です。2016年7月に4号店としてオープンした「イオンモール・ビンタン」があり、周辺では宅地開発も進むなど、ほどよく栄えているのが特徴。2021年12月22日にはユニクロのベトナム10号店がオープンするなど、日系企業の進出先として今後も期待が寄せられています。

タンフー区

タンフー区はイオンモール1号店がオープンした地域です。1号店は2019年に増床を実施しリニューアルしました。店舗が位置するのは総合的な街づくりを目指す「セラドンシティ都市区」。セラドンシティでは医療施設、教育機関、住居などにおけるニュータウンシップが構想されています。

タンビン区

タンビン区の中には国際空港があるのが特徴。中心街の1区までの距離も遠すぎず、ベッドタウンとして人気の高い地域でもあります。分譲マンションの開発も進んでおり、日本人に限らず、外国人で移り住む人たちが増えているようです。

ゴーバップ区

観光地としての知名度は低いですが、中間所得層にとってベッドタウン的な存在といえるのがゴーバップ区。家賃の価格がリーズナブルで空港が近いことから、1区に通勤する人たちにとって住みやすい街となっています。ただしローカル色が強い地域なため、外国人でゴーバップに住む人はそう多くないようです。

ビンタイン区

ビンタイン区にはレタントン通りに次ぐ「第二の日本人街」と呼ばれるファンビッチャン通りがあります。もともとはローカルな地域でしたが、1区に隣接しているうえに賃料が安いことが影響し、徐々に日本食のお店が増えていきました。エリア内には「シティーガーデン」と称される6つのタワーがそびえる高級マンションもあり、日本人の居住率が高い地域となっています。

フーニャン区

国際空港と1区の中間に位置するフーニャン区は、就業と観光の2つの目的を叶えるのに最適なエリア。旅行者や現地で働く人々で賑わう国際色豊かな場所といえます。中心街へのアクセスの良さはもちろん、整備された町並みの中にローカルな魅力が両立する街です。

ビンチャイン県・ニャベ県

ビンチャイン県は肥沃な土地を持つ農業地帯・メコンデルタの後背地です。海洋経済をはじめとした経済発展のポテンシャルに注目が高まっています。ニャべ県は水産加工が盛んな郊外の湿地地帯。2016年にはティエンタインウォーターパークがオープンしました。

参考サイト:日本貿易振興機構(JETRO)_公定路線地価マップ

ベトナムのホーチミンは日系企業の進出が盛んな都市。ベトナムでの就業中の日本人には暮らしやすい街といえるでしょう。

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